「何なの……白銀君最低! デリカシーのかけらもないんだからッ!」
「い、いいんだよー、千鶴ちゃん。たけるさんも心配して来てくれたんだからー……」
ううう……た、たけるさんに見られちゃった……。
はうあううう、ど、どどどどどうしよう。
全然、自信ないから、うわ〜、そうじゃなくて……。
は、恥ずかしいよ…………。
「へにゅぅ〜」
「お〜い、そろそろ着替え終わったか〜〜〜〜〜」
「ま、まだまだだよー」
これ以上見られたら……ショック死するよー
――もぞもぞ……もぞもぞ
「き、着替え終わりましたー」
――ガラガラ
「今度は大丈夫だろうな……。まったく、肝臓がおかしくなったらおまえ責任取れよ!」
「――やだ!」
「なんだとう!? ――ったく、純夏のくせに!!」
「いきなり入ってくる白銀君がいけないんでしょ? 何でも鑑さんのせいにして!」
「……ちゃんとノックしたぞ」
「返事あって初めてノックの意味があるの! そんなことも知らないなんて……
とにかく、まず珠瀬さんに謝りなさいよ」
「そうだ〜、そうだ〜」
「ううう……」
「そうだ〜、そうだ〜」
「うるせェッ!!」
――スパァァァンッ!!
「あいたあっ!」
あ、純夏ちゃん痛そう〜〜〜。
どっからスリッパ出したんだろう?