…………はあ……まったく。
 白銀君に正常な感覚を期待した私が間違ってたわ……。
 彼の穿ったものの見方は────
「────ちょっとぐらい気味悪い方が……かわいいもん!」
 ────えッ?!
 か、鑑さ……ん?
「み、見ろよ〜このおかず海苔みたいな眉毛。なんか委員長の眉毛みたいだよな!」
 な、なな、なんですってぇぇ!?
 そこがかわいいんじゃないのっ! そこがっ!
「こ、個性だよッ! 意志が強そうで男らしいよ!」
 鑑さん…………フォロー……ありがと……。
「この甲羅も霊界のセンスだぞ。すげぇ〜、すげぇ〜よ。怖えぇよ! マジで笑えるよ!」
 翼よ翼ッ!!
 ────もう、なんなのよッ!
「委員長ぉ〜! こいつ、こんなに凶悪だったっけ?」
「…………」
「どうでもいいけど、オレの机の上に置いてくなよ〜。超ビビリ入ったぞ!」
 ……そんな風に驚かれても……嬉しくないわよ。
 もっと、ちゃんとかわいいって言わせてやるつもりだったのに。
「んで、こいつは捨ててもいいのか?」
「いいわけないでしょ!」
「げっ! やっぱ、捨てると呪いを貰う悪魔のアイテムだったのか!」
「違うわよ! 返しなさい!」
「あっ、おい」
 一生懸命作ったのに。
 かわいいって言わせてやるつもりだったのに。
 …………。
 やっぱり、私と似てるのかな?
「なんか、めちゃくちゃ怒ってるけど平気か?」
 誰のせいよ! 誰の!
 私だって好きでこうしてるわけじゃないわよ。
 だいたい、いつもそうじゃないの!
 白銀君のせいで、こんな風にしてなきゃいけなくて…………。
 そのくせ、本人に全然、その自覚がないんだから。
 好きで怒ってるわけないでしょ。
 …………はあ……まったく。
 白銀君に正常な感覚を期待した私が間違ってたわ……。
 彼の穿ったものの見方は────
「────ちょっとぐらい気味悪い方が……かわいいもん!」
 ────えッ?!
 か、鑑さ……ん?
「み、見ろよ〜このおかず海苔みたいな眉毛。なんか委員長の眉毛みたいだよな!」
 な、なな、なんですってぇぇ!?
 そこがかわいいんじゃないのっ! そこがっ!
「こ、個性だよッ! 意志が強そうで男らしいよ!」
 鑑さん…………フォロー……ありがと……。
「この甲羅も霊界のセンスだぞ。すげぇ〜、すげぇ〜よ。怖えぇよ! マジで笑えるよ!」
 翼よ翼ッ!!
 ────もう、なんなのよッ!
「委員長ぉ〜! こいつ、こんなに凶悪だったっけ?」
「…………」
「どうでもいいけど、オレの机の上に置いてくなよ〜。超ビビリ入ったぞ!」
 ……そんな風に驚かれても……嬉しくないわよ。
 もっと、ちゃんとかわいいって言わせてやるつもりだったのに。
「んで、こいつは捨ててもいいのか?」
「いいわけないでしょ!」
「げっ! やっぱ、捨てると呪いを貰う悪魔のアイテムだったのか!」
「違うわよ! 返しなさい!」
「あっ、おい」
 一生懸命作ったのに。
 かわいいって言わせてやるつもりだったのに。
 …………。
 やっぱり、私と似てるのかな?
「なんか、めちゃくちゃ怒ってるけど平気か?」
 誰のせいよ! 誰の!
 私だって好きでこうしてるわけじゃないわよ。
 だいたい、いつもそうじゃないの!
 白銀君のせいで、こんな風にしてなきゃいけなくて…………。
 そのくせ、本人に全然、その自覚がないんだから。
 好きで怒ってるわけないでしょ。

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