「……こ……これよ」
「げっ! 委員長がぬいぐるみなんか持ってきてやがる!」
「これは──」
「いいのかよ〜? いつもオレらに『私物は持ってくるなッ! ムキーッ!!』とか言ってる
張本人がさあ〜」
「べ、べつに持ってきたわけじゃないわよ! 朝、校門のところに落ちていたから、
捨てようと思って拾ったんだけど、朝練があったからそのまま…………べつに持ってきたとか、そういうんじゃないんだからね!」
「んな、すげー勢いで言い訳しなくてもいいぞ」
「い、言い訳なんかじゃないわよ」
「なら、なんだよ」
「た、ただ、事実を伝えただけなんだから……」
 なんで私が白銀君にこんなこと言わなきゃいけないのよ。
 私は規則を破ってない。
 そうよ。堂々としていればいいのよ!
「ちなみに、ぬいぐるみを拾った報告をオレにする必要はないぞ」
「あ、当たり前でしょ!」
 ほんとになんなのよ!?
 どうして、白銀君と話すときってこうなるのかしら。
 ……やっぱり、全面的に彼の性格に問題があるのよね。他の人なら、こんな風に
ならないんだから。
「それにしても、かわいくねぇな」
 ────!
「──そいつ」
 …………あ。
「……い、いいでしょ! べつに、白銀君には関係ないんだから」
「まさか委員長がオカルトグッズを集める趣味があったとはな〜」
「オカルトっていうなッ! だいたい集めてない!」
「えぇ〜〜?! かなりヤバイぜ、それUMA? 絶対かわいくねぇよ!」
「い、いいでしょ! ほっといてよ!」
 ────『かわいくない』
 1日に何度も同じようなこと言わないでよ……。
「……こ……これよ」
「げっ! 委員長がぬいぐるみなんか持ってきてやがる!」
「これは──」
「いいのかよ〜? いつもオレらに『私物は持ってくるなッ! ムキーッ!!』とか言ってる
張本人がさあ〜」
「べ、べつに持ってきたわけじゃないわよ! 朝、校門のところに落ちていたから、
捨てようと思って拾ったんだけど、朝練があったからそのまま…………べつに持ってきたとか、そういうんじゃないんだからね!」
「んな、すげー勢いで言い訳しなくてもいいぞ」
「い、言い訳なんかじゃないわよ」
「なら、なんだよ」
「た、ただ、事実を伝えただけなんだから……」
 なんで私が白銀君にこんなこと言わなきゃいけないのよ。
 私は規則を破ってない。
 そうよ。堂々としていればいいのよ!
「ちなみに、ぬいぐるみを拾った報告をオレにする必要はないぞ」
「あ、当たり前でしょ!」
 ほんとになんなのよ!?
 どうして、白銀君と話すときってこうなるのかしら。
 ……やっぱり、全面的に彼の性格に問題があるのよね。他の人なら、こんな風に
ならないんだから。
「それにしても、かわいくねぇな」
 ────!
「──そいつ」
 …………あ。
「……い、いいでしょ! べつに、白銀君には関係ないんだから」
「まさか委員長がオカルトグッズを集める趣味があったとはな〜」
「オカルトっていうなッ! だいたい集めてない!」
「えぇ〜〜?! かなりヤバイぜ、それUMA? 絶対かわいくねぇよ!」
「い、いいでしょ! ほっといてよ!」
 ────『かわいくない』
 1日に何度も同じようなこと言わないでよ……。

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