「ね〜ね〜タケルちゃん、また来年も来よう?」
「来年はねぇ〜だろ、ここ……」
 そうじゃなくて、一緒にどっか行こうってことだよ。
 もう〜、わかってるくせに!
「どうせ、そうなるんじゃねぇの?」
 ────え?
「おまえが彼氏でも作らねぇかぎり……いや、絶対無理だから、来年もそうなるんじゃねぇの?」
 …………なんかムカツクけど……でも……
「わたしがひとりだったら、一緒に遊んでくれるんだ?」
「だから、彼氏作れよ。できれば、一緒に水着選んでくれるやつな」
「タケルちゃんが選んでくれれば問題なしだよ」
「バ〜カ、なんでオレがそんなことしなきゃならねえんだよ!?」
「そうかな?」
「そうなの!」
「そうかな?」
「そうなんだよ!」
「ふ〜ん、やっぱ、恥ずかしいんだ」
「…………ふん!」
 ────え?
 急に立ちあがってどこに行くの?
 ……わたし、なんか悪い事言っちゃったのかなっ?
 しつこくしちゃったから嫌になっちゃたのかなっ?
 それで……怒って帰っちゃうのかなっ?
「わ〜、だめだめ!」
「…………せっかくプールに来たんだし……久々にやるか。競泳プールで200m勝負な?」
 ──!?
 …………ああ、よかったあ。
 怒って帰っちゃうんじゃないんだあ……。
「負けたらかき氷おごりってことで」
 あ〜っ、また勝手に決めてッ!
 ──それに!
 急にダッシュなんてずるいよ!
 む〜、負けないぞ〜〜〜っ!!
「遅いぞノ〜ロ〜マ〜!」
「バーカバーカバーカ!」
 ────えへへへへ
 結局、何がひっかかっていたのか、良くわからなかったけど……。 
 なんか、うじうじ考えちゃったけど……わたしたちってこうでなくっちゃね。
 やっぱり…………一緒にどっか行くのはタケルちゃんだ。
 明日からも……
 来年も……
 これからも……
 わたしとタケルちゃんはずうっと一緒だよ!

「ね〜ね〜タケルちゃん、また来年も来よう?」
「来年はねぇ〜だろ、ここ……」
 そうじゃなくて、一緒にどっか行こうってことだよ。
 もう〜、わかってるくせに!
「どうせ、そうなるんじゃねぇの?」
 ────え?
「おまえが彼氏でも作らねぇかぎり……いや、絶対無理だから、来年もそうなるんじゃねぇの?」
 …………なんかムカツクけど……でも……
「わたしがひとりだったら、一緒に遊んでくれるんだ?」
「だから、彼氏作れよ。できれば、一緒に水着選んでくれるやつな」
「タケルちゃんが選んでくれれば問題なしだよ」
「バ〜カ、なんでオレがそんなことしなきゃならねえんだよ!?」
「そうかな?」
「そうなの!」
「そうかな?」
「そうなんだよ!」
「ふ〜ん、やっぱ、恥ずかしいんだ」
「…………ふん!」
 ────え?
 急に立ちあがってどこに行くの?
 ……わたし、なんか悪い事言っちゃったのかなっ?
 しつこくしちゃったから嫌になっちゃたのかなっ?
 それで……怒って帰っちゃうのかなっ?
「わ〜、だめだめ!」
「…………せっかくプールに来たんだし……久々にやるか。競泳プールで200m勝負な?」
 ──!?
 …………ああ、よかったあ。
 怒って帰っちゃうんじゃないんだあ……。
「負けたらかき氷おごりってことで」
 あ〜っ、また勝手に決めてッ!
 ──それに!
 急にダッシュなんてずるいよ!
 む〜、負けないぞ〜〜〜っ!!
「遅いぞノ〜ロ〜マ〜!」
「バーカバーカバーカ!」
 ────えへへへへ
 結局、何がひっかかっていたのか、良くわからなかったけど……。 
 なんか、うじうじ考えちゃったけど……わたしたちってこうでなくっちゃね。
 やっぱり…………一緒にどっか行くのはタケルちゃんだ。
 明日からも……
 来年も……
 これからも……
 わたしとタケルちゃんはずうっと一緒だよ!


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