学校概要

神奈川県横浜市にある、横浜港を一望できる山手の、さらに高台を、地元の人は昔から「白陵」と呼びます。付近の町全体にかかる広大な高台がそのように呼ばれるようになった理由はそこに生える無数の桜──その純白のヤマザクラの群生が、遠くから見ると「白い丘」のようであるためです。

地元の名士であった創設者の久我山宗佑(くがやまそうすけ)は、欧州見聞やドイツ留学を経て家を継ぎましたが、当時の日本に、国際的な視野を持った人材がもっと必要だと痛感し、私財をなげうって、母校のヘネケンブルグ大学を模した、総合大学の設立を志しました。彼はまた先祖代々の私有地であった「白陵」をこよなく愛していたので、その地を学舎の本拠と定めました。

本学園は久我山宗佑没後、大学と同じ広大な「白陵」の丘に設置され、所在地である「柊町」からひと文字とって「白陵大学付属柊学園」と定められました。